用語集
オシロスコープは電気信号の時間的な変化をリアルタイムに観測する測定器で、通常はディスプレーの縦軸で電圧、横軸で時間を表示します。さまざまな種類の計測に対応するため、非常に広い周波数帯(1GHz程度まで)での電圧波形観測が可能です。
以前は「アナログオシロスコープ」と呼ばれる、ブラウン管をディスプレーにしたオシロスコープが主流でしたが、*近ではLCDをディスプレーにした、 「デジタルオシロスコープ」が主流です。基本的な利用目的は電気信号の変化を確認することですが、測定対象は電圧以外にも、温度や湿度、速度、圧力など、さまざまな現象におよびます。 主な用途は電気機器の故障解析や回路の誤動作チェックですが、その他にも、磁性媒体を使用する装置の磁気ヘッドの位置決めや、信号レベルの均一化調整、ノイズ検出、ローカルエリアネットワークにおける外部ノイズ検出など、幅広く活用されています。